Mothers' chorus contest おかあさんコーラス
音楽について、素人が口はばたいことを言わせていただくと。。
多くの人にとっては、時代やジャンルに関わらず、
音楽を含めた芸術に「非日常」を求めることが多い。
(内面を吐露する系はもちろんあるけど)
現実にはお目にかかれないようなファンタジー、美しい世界観、
きらびやかな衣装、日常生活の中では異常としか思われないような大きな音や奇声などなど
ただ、今回全国大会出場となった演奏は、
思い切り日常であり現実を歌っていた。
離乳食を赤ちゃんにひっくりかえされる、
子育てしている人ならほぼすべての人が味わう場面がまず歌われる。
曲中も最後まで、決してハッピーエンドにはならない。
現実を受け入れて、その中で喜びを見出していこうとする姿勢が、淡々と歌われていく。
これを何人もの子育て真っ最中の現役またはそれを乗り越えてきたお母さんたちが歌ってくれるのだ。
鳥肌が立たない方がおかしいというもの。
そしてさらにすばらしいことに、全国大会出場の成果まで添えられて、
本当におめでとうございます!
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