本能と行動変化
たぶんラジオで聞いた話。
鳥は巣でお腹を空かせるひなに、
休む暇なく餌をせっせと運ぶ。
でも、この行動は愛情から出ている行動ではないそうだ。ではその動機は何かといえば、
おそらく本能。
遺伝子なのか、脳なのか、
ヒナに餌をあげるというプログラムが忠実に作動している。
ものすごく冷めた見方をすると、それだけの現象らしい。
この話を人の行動や思考と結びつけて考えた。
何も強制されずに、人から出てくる行動が、
その人にとって最も自然で、苦痛なくできることなのだろう。
ただ、その類のことだけをやっていたら、社会、つまり人と人との間では不都合か出てくる。変える必要や工夫する必要が出てくる。
個人的な例を挙げると、
仕事が重なると、すぐにいっぱいいっぱいになって、あたふたしてしまう性質なんです。
大人としては、とても見苦しくて、信頼しにくい行動パターン。
何とかこれを改善したいと、何年も考えていました。
最近やっているのが、始業時間の30分から1時間前に事務所に着く、又は事務所から10分以内圏内にいて、朝食またはその他自分のしたいことをする、という行動パターン。
そこまで劇的な変化を他の人に感じてもらえる方法ではないですが、
まずは自分の気持ちに余裕が持てる!
今まで見落としがちだった仕事に気付けるようになっている。少しずつ。
行動の変化は特に自分から起こそうとすると、非常に労力や負担がかかる作業です。
自分にとって自然にできる"本能"と違う行動だから。
でも、生きていくために、自分がなりたい姿になるためには、必要になってくるので、試行錯誤、やってみて失敗して、少し変えてやってみての繰り返しですが、気づいたら"本能"が書き換えられるくらいになったらいいですね。
参考記事: https://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/10608
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