うつ病は将棋で直した
「うつ病」に限らず、病名を告げることは、人にレッテル貼ることになるので、できる限り避けたいと思っています。
「私、胃がんなんです」と言われても、「胃の調子が悪いんですね」と受け取る程度に意識的にしています。
「うつ病と診断されました」と言われたら、「気分が落ちぎみなんですね」ととらえます。
万一その発言で同情や何かを引き出そうとする意図を感じてしまった場合は、
なおさら感情を入れないようにして、身体のどこが不調なのかだけを理解します。
私は医者ではないので、それで十分ではないかと。
前置きはさておき、今日Yahooを眺めていたら、
2018年2月、ちょっと古いですが、
先崎学さんという一時期飛ぶ鳥を落とす勢いだった棋士が、
突如「うつ病」になったという記事が現れました。
「初めて経験するストレスでしたね。映画で将棋界を盛り上げようという明るい打ち合わせをした後に、崩壊した組織の立て直しについて出口のない議論をする。精神的に不安定にもなりますよ。さらに、対局の前日にまでイベントや取材が詰め込まれるなど、忙しさも異常でした」
体調を崩した原因は、ほとんど相反する状況を抱えないといけない状況からのストレスだったようです。
でも彼は、一時させなくなった将棋で、落ちてしまった状況から抜け出すことができました。小さい目標を1つずつクリアしていったようです。
「それも全く解けないんです。プロ棋士が7手詰の問題を解けないのは、数学者が小学校の算数の問題を解けないようなもの。・・・」
⇒ そこで5手詰に取り組んで解けるようにした。
「・・・私は将棋でうつを治したという気持ちが強くあります。1局指すだけで疲れてぐったりしてしまうのですが、それでも将棋をやれたこと自体が大きな自信につながっていった。社会復帰に近づいているという感覚を得られたんです」
⇒簡単なところで慣らしていって、「一局指す」という比較的大きな目標の達成する。
おそらくもっと大変なこと、挫折、などなどあったはず、
それでもすごいのは、小さい目標をクリアしていって、大きな目標を達成できるところまで持って行ったところと思います。
本も出したようです。
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